赤ちゃんにとって「良い環境」とは?0歳の子供の死因6つと予防法について

赤ちゃんは寒くても暑くてもうるさくても、言葉で文句を言う事は出来ません。

赤ちゃんのいる家庭において「できるだけ事故を起こさない環境作り」について考えます。

日々出来ることが増えていく赤ちゃんのための「良い環境」とはなんでしょう。一緒に考えてみませんか?

 

 

出来るだけ事故を起こさないための環境づくり

2017年には80人近くの1歳に満たない赤ちゃんが不慮の事故のために命を落としています。

死亡には至らないような事故まで含めると、実におびただしい数の事故が発生していると推測されます。

全ての事故において「大人が注意していれば起こらなかった」と言い切る事はできませんが、何かと気を配ったり危ないものを避けたりするような、事故を防ぐ意識を持つ事で、危険を減らす事はできます。

大人が少し目を離しても安心できるような環境を作るにはどうしたら良いのでしょうか。

起こりやすい事故の事例とともに考えてみましょう。

 

 

0歳の子供の死因6つと予防のポイント

 

窒息

『新生児の窒息』

自分では体の向きを変えたり移動したりできない新生児。0歳児ではベッド内での窒息が目立ちます。

手足を動かせても、顔にかかった布や布団を自分で取り除く事はできませんし、寝具やぬいぐるみなどで華や口を塞がれる事もあります。

また柔らかい布団は、いつの間にかうつ伏せになった時に窒息する危険があります。

カーテンのひもやスタイルのひも、リボン状のものが首に絡まって窒息する事もあります。

予防のポイント

  • 顔や体が沈み込むような柔らかい寝具は避ける
  • 顔にかからないよう、ものは近くに置かない
  • 寝かせる時はスタイを外す

 

『乳幼児期の窒息』

自分で動けるようになると、ひもやフードのついた洋服が家具や遊具に引っかか流事もあります。

またカーテンのひもや、電化製品のコードが首に巻きついたり、床にあったビニール袋をかぶって窒息する事もあります。

これで遊んでしまうかも…と子供の行動を想像できると良いのですが、思いがけない遊び方をする事もあります。

予防のポイント

  • ひもやフードのついた服を着せない
  • ビニール袋など、赤ちゃんが遊びたくなるような物を手の届くところに置かない

 

『のどに詰まる窒息』

赤ちゃんは口で色々なものを認識していきますが、危険でないものや食べ物なども大きさによっては窒息する可能性があります。

口に入るサイズのおもちゃも要注意。

ミニトマトやブドウなどの食品も、小さくカットするなど注意してあげましょう。

予防のポイント

丸い一口サイズの食べ物は、小さくカットして食べさせる

 

 

誤飲・誤嚥

誤飲とは、本来食べてはいけないものを飲み込んでしまう事。

誤嚥(ごえん)とは、口に入ったものが、食堂ではなく、気道のほうに入ってしまう事を言います。

誤嚥するものは、食べ物である場合も、そうでないものの場合もあります。

誤嚥したものが気道を閉塞してしまう状態が窒息です。

赤ちゃんはまず自分の手足を舐めて確かめます。赤ちゃんにとって、口でものを認識する事は非常に大切な成長過程のひとつですが、まだ口に入れて良いものかどうか的確に判断する事はできません。

赤ちゃんが口に入れると危険なものは、手の届かない高さのところに置きましょう。

予防のポイント

  • 口に入れると危険な物は赤ちゃんの手の届かない高さに置く
  • 使用した後はすぐ片付ける
  • 子供が食べ物を持っている時は注意してみる
  • 食べ物は小さくカットして食べやすい大きさにして与える
  • おもちゃの部品や電池が容易に外れないようにする
  • 気管支に入りやすい硬い豆類は3歳ごろまで与えない

 

 

転倒・転落

子供の救急搬送で最も多いのが転倒・転落です。

子供自身が落ちたり、大人がバランスを崩したりして子供を落としてしまう事を言います。

頭の大きな子供は転びやすいという特性もありますし、「まだこの子は動けない」と思っていたら意外と動いてベッドやソファから落ちていた、という事も。

保護者が抱いていて誤って落とす、スリッパで滑る、階段を踏み外すなど大人の行動による事故も少なくありません。

もう少し大きくなると、意外な高さのところまで自分でよじ登って転落するケースもでてきます。

予防のポイント

  • 子供の動きに気を付け、安全だと思っていても、日々の成長で想定外の動きをする可能性を念頭に置く
  • 子供の転倒対策として、段差を無くす、滑り止めをつける、尖った角はカバーで覆うなど「安全」を重ねる
  • 足場になるような家具やプランターなどを置かない
  • 抱っこ紐で前に屈む時は、必ず赤ちゃんを支える

 

 

溺水

あかちゃんは鼻と口を覆うだけの水、5センチの深さでも溺れることがあります。

5分以上溺水すると死亡してしまいます。

室内では、風呂や風呂関連のところでの溺水事故が圧倒的に多いです。

予防のポイント

  • 浴室には入れないようにする
  • 浴槽に残り湯をしない
  • 親が洗髪中に子どもが溺れる事もあるので安全グッズを使用していても目を離さない
  • 洗濯機や水の入ったバケツなどは子どもが近づけないところに置く

 

 

ヤケド

子どもは大人よりも皮膚が薄く、体の表面積も小さいため、ヤケドによって生命が脅かされる危険性が高くなります。

0歳の赤ちゃんよりも少し動き出した1歳児の方が事故が増えています。

原因としては調理食品やストーブ、電気ポット、花火、アイロンなどが挙げられます。

炊飯器やポットのコードを引っ掛けたり、ヒーターや加湿器につかまって立とうとしたり、出ている湯気や蒸気に興味を持って触ろうとしてヤケドする事も。

食事中に保護者に抱かれている時も要注意です。

予防のポイント

  • 子供の動線を確認し、ヤケドの原因になりそうなものや興味を引くようなものは手の届かないところに置いたり、触れないようにさくでガードしたりする
  • ホットカーペットやこたつなどでも低温やけどが起こるので寝かせたりしない

 

 

 

最後に

乳幼児に事故が起こりやすいのは、発達するからです。昨日までできなかったことが今日できるようになります。

「私が気を付けているから大丈夫」「目を離さないようにしている」と思っていても、子どもは見ている目の前で転びます。

「まさかうちの子にかぎっては」ではなく「ひょっとしたらうちの子も」と考えて前もって予防策を取ることが大切です。

大人も子供も安心して過ごせる環境を作ってみましょう。

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