もしかしてインフル?子供が冬にかかりやすい感染症3つとその予防法

赤ちゃんの風邪を侮らないで!!

気温がぐっと下がり、空気が乾燥しがちな冬は、カゼやインフルエンザなどの感染症が流行しやすい季節です。

乾燥した空気ではウイルスがふわふわと飛びやすくなり、また寒さをしのごうと密閉した空間に人が集まるので、病原体が広がりやすくなります。

一般的に生後6ヶ月ごろまではママからもらった免疫があるため感染症にかかりにくいと言われていますが、保育園で集団生活を送っていたり、きょうだいがいたりする場合は感染する可能性が高まります。

そんな冬にかかりやすい感染症の症状や治療法、予防法について説明します。

 

冬にかかりやすい感染症

カゼ症候群

胃腸炎をお腹のカゼと言う事がありますが、医学的には鼻から喉にかけての「上気道」に急性の炎症が起こった状態を総称して「カゼ症候群」と呼びます。

季節を問わず1年中流行ります。

 

主な症状

せき、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、発熱など。多くは1週間程度で自然に治りますが、重症化するケースも。

 

治療・ホームケア

原因となるウイルスの種類が多く、特効薬はありません。症状に応じて、咳や鼻水をおさえる薬や解熱剤が処方されます。鼻水が多いときなど、副鼻腔炎や中耳炎が懸念される場合は抗生剤が処方されることも。

部屋を適度な温度・湿度に保ち、発熱時はタオルで包んだ保冷剤で、首やわきの下など太い血管が通っているところを冷やして安静にする。

 

インフルエンザ

カゼのウイルスに比べて、感染力が強いのが特徴。

生後6ヶ月から接種可能な予防接種(任意)があります。

毎年なるべく早く2回受けておきましょう。

ほぼ毎年のように流行し、ピークは12〜3月ごろ。今年は例年より早く9月ごろに一部で流行がみられました。

 

主な症状

手足が冷たくなったと思ったら、突然38度以上の熱が出ます。

熱が下がったあと再び上がることも。

頭痛や倦怠感から機嫌が悪くなり、せきや鼻水、のどの痛みなど、カゼのような症状が表れます。

食欲が落ちたり下痢や嘔吐をともなうことも。

脳症や肺炎などの合併症を引き起こす事があります。

 

治療・ホームケア

発症48時間以内にタミフルなどの抗ウイルス薬を使用すると、発熱期間が1〜2日短くなります。

薬を飲まない場合は、1週間ほどで症状が落ち着きます。

高熱でからだの水分が奪われるので、こまめにしっかりと水分補給しましょう。

インフルエンザウイルスは低温・低湿度で活発になります。部屋は赤ちゃんが快適な湿度に保ち、乾燥は避けましょう。

 

RSウイルス感染症

呼吸器系のウイルス感染症で、2歳までにほぼ100%かかります。ママからもらった免疫が効かないため、6ヶ月未満でもかかることがあります。

初めて感染した赤ちゃんの3割はせきが悪化して長引いたり重症化するという報告もあり、注意が必要です。

主に秋から冬にかけて流行しますが、最近は少しずつ時期が早まり、夏から流行することも。

 

主な症状

鼻水、せきなどから始まり、4〜5日間ほど発熱。症状が落ち着くまでに1週間〜10日間ほどかかります。

 

治療・ホームケア

以前はカゼ症候群もしてひとくくりにされていましたが、近年、鼻の奥の粘膜を採取するウイルス検査で判定できるように。

特効薬はなく、解熱剤や去痰薬など、症状をやわらげる薬が処方されます。

せきを誘発しないように部屋を十分に加湿し、こまめに水分補給を。

 

 

 

予防するには?

カゼやインフルエンザ、RSウイルス感染症は、せきやくしゃみによる飛沫感染と、ウイルスに直接触れることによる接触感染で広がります。

混雑したところを避け、ウイルスをなるべく持ち込まないようにしましょう。

うがいができない赤ちゃんの場合は、こまめに湯冷ましなどを飲ませて、ウイルスを防御しやすいようにのどを湿らせておきましょう。

感染症を予防する3つのポイントがあるので是非実行してみてください。

 

Point.1  流行情報や天気予報をチェック

保育園に通っている場合は、どんな病気が流行っているか、掲示板などで確認しましょう。

自治体のホームページでも各地域の感染症流行情報が確認できます。

また、ぜひチェックしてほしいのが天気予報。気温の前日差を知っていると、衣服を調節するときに役立ちます。

 

Point.2  規則正しい生活を送る

外出する日や休日も、なるべく食事、睡眠などの生活リズムを崩さずに規則的な生活を送っていると、赤ちゃんの体調の変化にも気づきやすくなります。

 

Point.3  眠っている時の環境を整える

就寝場所は、窓際で隙間風の影響をうけていたり、エアコンの風が直接あたっていませんか?

また、ウイルス感染を防ぐため、加湿器を使って室内の湿度を高め(50〜60%)に保つことも大切です。

赤ちゃんがふとんを蹴ってはぐようなら、窓際でにパネルヒーターを置いたり(ヤケド対策はしっかりと)、スリーパーを着せたりすると明け方の冷え込み対策になります。

 

 

“いつもと違う”と感じたら早めに受診を

鼻や口はウイルスと接する”最前線”で、防御のために重要な器官です。

大人は鼻をかむことでウイルスよ侵入を防げますが、赤ちゃんは自分で鼻をかめないので鼻水が溜まりやすく、炎症を起こしがちです。鼻の防衛機能が働かなくなると、口で息をするようになり、呼吸器の奥の方へとウイルスがはいりやすくなります。

風邪を始めインフルエンザ、RSウイルスなど冬によく見られる感染症は、鼻水、せき、のどの痛み、発熱など初期症状がよく似ています。

発熱だけで元気なようなら家庭で様子を見てもいいですが、赤ちゃんは定月齢ほどウイルスに対する抵抗力が弱く、重症化や合併症を引き起こす恐れもあります。

日頃から赤ちゃんをよく観察し疑わしい症状なあるときは早めに受診することが大切です。

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